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エンデュアランス号漂流25

さあてこれからです!

湖が見えてきたところからです


彼らは楽な下り坂を下りましたが、次第にクレパスが増えてきます

最初は浅いクレパスだったのが、広く深いものに変わっていきます


七時までに太陽は高く上り、霧もきれいに晴れます

気づくと目の前に大きな湖がありました


三人はすでに七マイル進んでいましたが、そこに彼らの歩いていけそうな海岸線はなく、三人は戻ることを余儀なくされました


さっき下った坂を上りはじめます


引用



何より悪いのは、時間がないということだった。もっと時間があれば、きちんと下調べをして最善のコースを探し、必要なときに休み、体調や天候が良好なときだけ進むことが出来る。しかし、今最も重要なのは、スピードだった。三人は寝袋もテントも持っていなかった。もしこのような山中で悪天候に遭ったら、命が危ない。サウスジョージア島のブリザードは、世界でも有数の激しさで知られていた。




つらく苦しい二時間をかけて無駄にした工程を取り戻した後、一行は東に向けて再出発した。
八時半、前方に低い山の連なりが見えてきた。全部で四つの山が、固く握ったこぶしの指関節のように連なっている。ワースリーは、一つ目と二つ目のあいだあたりが最短距離だろうと判断し、一行はその方角へと向かって歩いた。




一行は初めての食事を取ります

ビスケットと保存食を混ぜて熱くしてから食べます



そしてまた出発です




引用




このあたりから上り坂は少しずつ急になり、三人はシャクルトンを先頭に、じりじりと進んだ。ほとんど垂直と思われるほどに急な坂もあり、手斧で足場を作りながら登らねばならなかった。


そして十一時十五分、ついに一行は頂上に着いた。シャクルトンが最初に反対側を見下ろした。眼下は切り立った崖で、およそ千五百フィート下まで深くくぼんでいた。周りには粉々になった氷のかけらが散らばっており、彼のかがんでいるちょうどその場所から、砕け落ちたものだった。シャクルトンは他の二人を呼び、反対側の様子を自分の目で確認させた。降りる道は皆無だった。

さらに、右手には、氷の断崖とクレパスが混沌と広がっていた-立ち入り不能区域だ。左手には氷河が険しくくだって、そのまま海に注いでいる。しかし正面、一行が進もうとしているまさにその方角には、雪をかぶったなだらかな上り坂が、おそらく八マイルほど広がっていた。何としてもあそこにたどり着きたい。しかしそのためには山を降りる必要があった。


三時間以上もかけて必死に登ってきた山だが、今や同じコースを引き返し、別の道、おそらくは二つ目の山を越えて反対側に抜けるしかなかった。




彼らは少し休息をとったのち、今来た道を引き返します   下りは楽でしたが、精神的につらいものでした

彼らは山のふもとについてからまた新しく針路をきめ、そのほうへ進みます





引用




一行は十二時半に保存食のシチューを食べ、すぐに出発した。前回よりさらに険しく、厳しい登りで、坂を半分ほど登ったあたりから、手斧で足場を作らなければ進めなくなった。疲労と高度は男たちの体に大変な負担をかけ、休みなく歩き続けることは難しくなってきた。

だがとうとう午後三時近く、一行の視線に山の背-青白い氷に覆われた頂上が入ってきた。



頂上から反対側をみおろすと、そこには前回とほとんど変わらぬ、どう考えても突破出来そうにない光景が広がっていた。異なる点といえば、今回の方がさらに迫力があるということだけだった。日は落ち始めていた。重い霧がはるか下方の谷に立ち込め、振り返ると西の方角から、さらに多くの霧がこちらへ向かってきていた。


彼らのとるべき行動は一つしかなかった。山を下らなければ、間違いなく凍死してしまう。シャクルトンは現在地を、標高およそ四千五百フィート(約千三百七十一メートル)と推定した。夜間の気温は用意に華氏の零度を割る。寒さから身を守るすべはなく、彼らの着ている衣服はあまりに薄手の上にすり切れていた。


シャクルトンは躊躇なくきびすを返し、二人を従えて再び山を下り始めた。





それから彼らは再び山を登ります


力はほとんど残っておらず、足元はふらつきながらですがそれでもようやく頂上へたどり着きます

山の背をまたいで下を見ると、前ほど険しくない斜面でした  ふもとではほとんど平らといえるほどでした

あたりは急速に暗くなり始めていました


また彼らのいるところにも霧が忍び寄っていました。




引用



このまま霧が立ち込めたら、彼らはこの切り立った尾根の上で何も見えず、身動きが取れなくなってしまう。


ためらっている暇はなかった。シャクルトンは弾みをつけて山の背を越えた。そして猛然と斜面に足場を作り、ゆっくりと少しずつ降り始めた。

空気には身を刺すような寒さが満ち、太陽はいよいよ沈もうとしていた。

男たちは確実に下っていたが、気がおかしくなりそうなほどゆっくりとしか進めなかった。


三十分後、氷のように堅かった雪面がゆるみはじめた。つまり、ここから先は下りはさほど急ではないということだ。シャクルトンはしばし立ち止まった。不意に、自分のしていることの愚かさを、悟ったようだった。


彼らの現在のペースでは、完全に下りきるのに後数時間はかかる。

さらに今からでは引き返にしても遅すぎる。




ここでシャクルトンは思いがけない決断をします

シャクルトンは二人を、クリーン、ワースリーを呼び寄せます





引用



シャクルトンは早口で、自分たちが重要な選択をせねばならないことを告げた。もしこのままここにとどまれば、彼らは凍死してしまうだろう。・・・それはまず間違いない。何としても山を下る、それもきわめて迅速にくだる必要があった。

そこで彼が提案したのは、雪面滑り降りることだった。

ワースリーとクリーンは言葉を失った-このような正気とも思えぬ解決策が、シャクルトンの口から発せられるとは。だが、シャクルトンは本気だった。・・・その顔に笑みはない。本気でやるつもりだ-二人にはそれが分かった。


しかしもし岩にぶつかったら。クリーンは尋ねた。

このままここにいると言うのか?シャクルトンは声を荒らげた。


もし坂がなだらかでなかったら、急な断崖があったら。ワースリーが続けた。

シャクルトンは苛々しはじめた。再び激しい口調で言った。このままここにいると言うのか?


そんなことは出来るはずがなかった。ワースリーとクリーンはシャクルトンの提案に同意せざるを得なかった。


ほかに下る方法はないのだ。こうして決断はくだされた。




続きはまた


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2. Re:やっと、よんだよ♪

>あかるりさん
この、雪山を滑り降りるっていうびっくりな提案だけど、どう思った?
ちょっと考えられないよね
でも決行されるみたいです・・

1. やっと、よんだよ♪

へぇ~、雪山かぁ。もっと、森林の深い山かと思ってた。

とってもとても、ウチでは考えられないや。
寒いのが大の苦手だもんA=´、`=)ゞ
考えるだけで、寒気がしてきた((笑

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