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エンデュアランス号漂流6

西の海へながされていくにつれ彼らの目的地はポーレ島で
はなく、クラレンス島、エレファント島に移動していました


ポーレ島につく望みはほとんど絶たれました


彼らの乗っている氷盤は時々割れたりしたので荷物を移動さ
せなければならなかったりしました

海は開けたり閉じたりしてなかなか脱出できませんでした

そんななかチャンスが訪れます



引用



朝食後、氷は再び、不思議な力に突き動かされるよう離れた。
黒く冷たい水面のあちこちに小さな氷塊が白く浮かんだ。が、
隊員たちが熱心に見守る中、流氷はまた、元通りにくっつい
た。うねりはますます大きくなり、一行のいる氷盤は油断の
ならない音を立て始めた。

その後まもなく氷のない海が三度姿を現し、みるみる流氷帯
全体に広がっていった


午前十時三十分シャクルトンのアイルランドなまりがキャン
プに響き渡った。「テントをたたみ、ボートを出せ!」









この命令に従い、テントはたたまれ、ボートが用意されます

その直後、テントのあった部分が水中に没します

隊員たちはボートを出すタイミングを待ちます

今、流氷帯が割れて、ボートを出せるようになっていますが、
いつ閉じるか分かりません

閉じてしまえばまた閉じ込められてしまいます

まっている間に彼らのいる氷盤が崩れないとも限りません



シャクルトンは命令を出します




引用




十二時四十分、シャクルトンは静かに命令を出した。
「ボートを出せ」









この合図でついにボートが出されます

全員が氷のない海へと進み始めます

そのとき彼らが元いたところの氷は再び閉じ始めます


$パイシェルのブログ



地図ですながされて紫のところから出発します

下が南極大陸です



一漕ぎするごとに氷はすくなくなっていくようでした


三十分もたたぬうちに広々とした海に出ました




やがて彼らは漂っていたひとつの氷盤で夜をすごすことに決めます


が、その氷盤の上で過ごすことは危険なことでした

こんな出来事が生じます





引用




シャクルトンはなんとなく胸騒ぎがして、十一時近く、服
を着て外に出た。周囲の波はかなり高くなっており、氷盤
はこの波をまともに受けて大きく揺れていた。

シャクルトンが立ち止まってこれを見つめていたのもつか
の間、喉の奥から搾り出すような音とともに氷盤が彼の足
元で割れ、亀裂はそのまままっすぐ、八名の隊員たちが眠
る四番テントのほうへ向かっていった。



あっという間に氷盤は二つに分かれ、テントはしぶきを上
げて崩れ落ちた。濡れたキャンバスの下から、隊員たちが
次々に這い出した。

「誰かが落ちたぞ!」これを聞いたシャクルトンは、テン
トめがけて突進し、死に物狂いでテントをかき分けた。暗
闇の中から、くぐもった、あえぐような声が聞こえた。

やっとの思いでテントを完全に取り払うと、水の中にもが
いている物体の影が見えた-寝袋に入った人間だ。シャク
ルトンは手を伸ばすと、信じられないほどの力を込め、一
回で寝袋を引き上げた。

その直後、二つに分かれた氷盤はすさまじい衝撃音ととも
にぶつかりあい、ひとつになった。





まさに間一髪でした氷盤はいつ割れるか分からず、その割
れ目に落ちた場合、二度と戻ってこれないかもしれないの
です


また再び氷は割れましたがなんとかみんな無事でした

もはや皆眠ることなど出来ませんでした

そして朝が来て、再び出発します



私の思ったことを少し-


どう考えても不利な状況のなかで彼らは待ち続け、チャンス
を得ました何度も死の危険にさらされながらそれでも生きよ
うと必死に努力するさまは見るものの心を打ちます

過酷な自然-しかしたとえようのなく美しい自然-この二つ
が同居しているとは、信じがたいように思えました

でも自然には厳しい部分もあるからこそ、美しいのではない
かと、思います


生きること-当たり前のように思っているこのことが、実は
非常に貴重なことだったんですね




再び海に出た彼らには何が待ち受けているのでしょうか

続きは次のブログで

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comment

1. ん~、はらはらモノね。

いやぁ、神経がおかしくなりそうだよ。もしその場にいたらね。
シャクルトンの、冷静で的確な判断は、すごいねΣ(・ω・ノ)ノ!

それに、絶対一人も欠かすことなく帰るんだって、生きて帰るぞっていう思いがひし・ひしと伝わってくる感じだ☆

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